ラ・リーガ首位のバルセロナを11ポイント差で追うなか、25日の第31節でジローナのホームに乗り込んだレアル・マドリーだが、タティ・カステリャノスに4ゴールを決められ、2-4で敗北。公式戦連勝が「4」で止まった。
カリム・ベンゼマら一部主力がメンバー外とはいえど、11位のチームに不覚を取り、優勝がより望み薄に。アンチェロッティ監督はここ公式戦4試合で無失点が続いた守りの乱調ぶりが試合を難しくしたと振り返っている。
「きつい。負けたときはそうでないとね。守備が悪く、そこがカギだった。特に、序盤はボールを持ったときが良かったが、デュエルに説得力がなく、2度のカウンターでやられてしまったんだ。それですべてが難しくなった」
「チームとしてではなく、個人で挽回しようとしたんだ。チームとしてプレーできていなかったしね。個々のレベルもいつもより低かったが、一部がというわけではなく、全体的にだった。非常に低レベルだったよ」
イタリア人指揮官はまた、「目覚めの敗戦に?」との問いに対しても「そうかもしれない」と返すと、改めて守りの大切さを口にしている。
「敗北は決して良いものではないが、守りにおける約束事の重要性を再確認した。それがあれば、常に勝っていけるが、そうでなければツケを払うことになる。それがカギであり、今日はそれがそれを持ち合わせていなかった」
「直近の7試合で6試合がクリーンシートだった。で、今日の試合は4失点。選手がそれを理解してくれるのを願う。でなければ、私は毎日、それを彼らに繰り返すだろう」
そして、バルセロナとの勝ち点11差にも触れ、「今日は言いにくいが、この試合はマドリーを表すものではない。謝罪する。前を向かなければ」と語り、マドリディスタにメッセージを送っている。
「彼らが傷ついたのは理解しているし、謝る。我々もそうだ。だが、カップ戦(コパ・デル・レイ)の決勝と(チャンピオンズリーグの)準決勝では大丈夫だというのをファンもわかってくれているはずだ」