チェルシーのフランク・ランパード監督が35年ぶりの不名誉記録だ。
今季途中でエバートンを追われたランパード監督は2度目の指揮官交代が起こったチェルシーの指揮を改めて託されたが、初陣から黒星の連続。火中の栗を拾う形での再就任といえど、2日に行われたプレミアリーグ第34節のアーセナル戦も敗れ、公式戦全敗の6連敗となった。
今季限りの繋ぎ役ではあるものの、順位も11位から12位に下げ、トップハーフ滑り込みすらも怪しくなるチェルシー屈指のレジェンドだが、データ提供会社『Opta』によると、個人としても残念な数字を打ち立ててしまったようだ。
エバートン時代の解任前4試合を4連敗で終わっており、これで公式戦10連敗。2クラブの跨ぎではあるが、イングランド1部リーグで指揮を振るう同国出身監督の公式戦10連敗は1988年のアーサー・コックス氏以来となるという。
選手時代のキャリアは輝かしいものだったが、指導者に転身後、なかでもチェルシーでの第一次政権から険しい壁にぶち当たるランパード監督だが、株を上げる日は訪れるだろうか。