マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドがプレミアリーグ記録達成を喜んだ。
今季がプレミアリーグ挑戦1年目ながら、ドルトムント時代からの評判どおり、圧倒的なゴールセンスで一線を画すハーランド。3日に行われたプレミアリーグ第28節延期分のウェストハム戦でも1-0の70分にネットを揺らして、今季のリーグ戦35得点目をマークした。
今のリーグ戦が38試合制のなか、42試合制時のアラン・シアラー氏とアンディ・コール氏が持つ34得点を抜いて、最多記録樹立の22歳はイギリス『スカイ・スポーツ』で「本当に嬉しいし、誇らしいよ。特別な夜だし、特別な瞬間だ」と喜びに浸っている。
また、試合後のピッチでチームから花道を作られての祝福にも触れ、「良い気分だ。ゴールを決めるたびのようにね。でも、勝つのが一番。ガード・オブ・オナーは背中を強く叩かれて、本当に痛かったよ!」と冗談も飛ばしながら感謝した。
今季の公式戦得点数も「51」に伸ばして、ディキシー・ディーン氏が持つイングランドトップリーグでプレーする選手の最多63ゴールを打ち破るかにも注目が集まるが、本人はさほぼ意識していないようだ。
「今はそんなの考えていない。そういった記録ばかりを話し続けるわけにいかないし、じゃないと、頭がおかしくなっちゃうよ。これから家に帰って、少しビデオゲームをして、何かを食べて寝る。それが僕の人生だ」
そんなハーランドを擁するシティはこのウェストハム戦も勝利して、リーグ戦首位の座を譲らず、FAカップとチャンピオンズリーグ(CL)を合わせてトレブルの可能性。だが、ハーランドの意識は目の前の試合のみだ。
「誰もがやれると感じている。でも、3日後にリーズ戦があるし、FAカップ決勝のことを考えているわけにいかないね」