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札幌、前節無得点の攻撃陣爆発! GWラストのFC東京戦を今季最多5ゴール快勝で飾る【明治安田J1第12節】

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明治安田生命J1リーグ第12節の1試合が6日に札幌ドームで行われ、ホームの北海道コンサドーレ札幌が5-1でFC東京を下した。

ともに前節を黒星の札幌とFC東京の一戦。青木亮太が負傷離脱した札幌の先発に菅野孝憲、宮澤裕樹、荒野拓馬が並んだ一方で、FC東京の方は前節から7選手が入れ替わり、特別指定選手の安斎颯馬がJ1デビューした。

2試合ぶりの白星を狙う両者の戦い。前節に開幕戦以来の無得点に終わった札幌の攻撃陣だが、早々にネットを揺らす。8分、敵陣ハーフウェイライン付近で数人の囲い込みから、ボールをかっさらった小柏剛がそのままセンターレーンから持ち上がり、右サイドから中にフリーランの浅野雄也にパス。右足ワンタッチで相手選手の逆を取ると、ボックス中央から左足で今季6ゴール目を決め、札幌が先制に成功する。

自陣でのボールロストから早々に失点のFC東京は札幌の守りを掻い潜れず、攻撃のリズムが出てこない時間が続き、23分にシンプルなロングボールから、競り合ったアダイウトンが強引にシュートの形に。逆に、25分には札幌が右サイドでの崩しから、折り返しに菅大輝の右足ダイレクトで迫るが、FC東京の守護神ヤクブ・スウォビィクが低い弾道のボールに素早く反応してみせ、さらなる失点を許さない。

そんなFC東京はアダイウトンの馬力を生かした攻めに転じるが、札幌が前半のうちに追加点を奪う。28分、小柏が敵陣右サイド深くに出たボールを諦めずに追いかけ、拾い直したところから右足で折り返すと、浅野、駒井善成の前を通過したボールにボックス左で反応した菅が左足ダイレクトをゴール右に突き刺し、シーズン2得点目。FC東京がなかなか攻めでチャンスを作れないのを尻目に突き放してみせる。

リズムに乗れないFC東京だが、そこに乗じて勢づく札幌は35分にボックス内で福森晃斗がバングーナガンデ佳史扶に背後から削られると、VARからのOFRでPKのチャンスを掴む。決まればさらなる追加点のキッカーに金子拓郎が名乗りを上げると、左足でゴール右に沈めて今季4得点目。41分にアダイウトン起点の攻めから松木玖生の左ポストを叩くフィニッシュでヒヤリとしたが、3点リードで折り返した。

厳しい状況に追いやられるFC東京はハーフタイム明けからディエゴ・オリヴェイラ、仲川輝人、青木拓矢を送り込むが、49分に札幌が分厚い攻めから4ゴール目に迫るなど、後半も勢い十分。50分には高い位置でボール奪取した流れから、小柏がボックス右に仕掛けていって右足で折り返すと、宮澤、駒井を経由したボールを菅が右足ダイレクトでゴール右隅に決め、札幌が大きな4ゴール目を手にする。

メンバーを入れ替えて、ここから巻き返すぞというムードのなか、そのプランが壊れる4失点目を喫してしまったFC東京は反撃に出ようとするもののが、最終ラインも上がらず、引き続き札幌ペース。スウォビィクの踏ん張りがなければ5失点目というピンチが多々あるなか、72分に右サイドを独力で攻略したアダイウトンが右足で折り返すと、ファーサイドから詰めた仲川が今季4得点目を決め、1点を返す。

このゴールを反撃の狼煙によりペースアップを図りたいFC東京だが、松木のフィニッシュが再びクロスバーを叩くなどのツキにも見放され、勢いに乗っていけず。すると、札幌は後半アディショナルタイムに金子がボックス右から切り返しての左足で5ゴール目を決め、勝負あり。徹底した攻めの姿勢で押し切った札幌がゴールデンウィーク最後の一戦を今季最多5ゴール快勝で飾り、2試合ぶりの勝利を手にした。

北海道コンサドーレ札幌 5-1 FC東京
【札幌】
浅野雄也(前8)
菅大輝(前28、後5)
金子拓郎(前38[PK]、後45+3)
【FC東京】
仲川輝人(後28)

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